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長崎ゆかりの美術―デザイン:中山文孝

中山文孝《長崎港の図》1934年 長崎県美術館蔵 《日本万国博覧会 ポスター下絵》1937年、個人蔵

 中山文孝は、1888(明治21)年に長崎市袋町(現在・栄町)で生まれました。五島中学校を卒業後の1907(明治40)年に長崎市に戻り、父が開業した「中山美六堂」の経営を譲り受けて、扇子やうちわなどのデザインに携わりました。早くから日本画の技術を身につけており、その経緯は定かでないもののほぼ独学だったと考えられます。1933(昭和8)年、長崎県内で開催された国際産業観光博覧会のポスター公募で、一等と佳作を受賞したのを転機として、今で言うグラフィックデザイナーとしての道に本格的に入ります。1937(昭和12)年には、1940(昭和15)年に東京で開催されるはずであった万国博覧会のポスター公募で一等と三等を受賞。また、1951(昭和26)年の日本宣伝美術会の結成の際は、九州地区のデザイナーを束ねる重要な役割を果たしました。いっぽうで観光ポスターや、企業の広告物や包装紙、長崎くんちの傘鉾や長崎ハタの写生・記録など、地域に根差した仕事に終生取り組みました。
 当館では、中山の出世作となった国際産業観光博覧会ポスターとほぼ同時期に、同じテーマで描かれた日本画《長崎港の図》を所蔵しています。中山の原点ととらえることもできる本作品を中心に、ポスターや包装紙等の貴重な原画、デザインスケッチや写生の一部も併せて展示し、中山文孝の生涯と作品をご紹介します。

会期2018年07月28日~2018年09月24日
開館時間10:00~20:00(入場は19:30まで)
会場長崎県美術館 常設展示室第2室
料金一般400円(320円)
大学生・70歳以上300円(240円)
小中高生200円(160円)

・コレクション展(全5室)全体の料金です。
・( )内は15名以上の団体割引料金。
・県内在住の小中学生、障害者手帳保持者及び介護者1名は無料。
・学校行事の一環として、県内の小・中・高・特別支援学校生が利用する場合は、引率の教員を含め、無料。
・「魔法の美術館:リミックス」のチケットでも観覧できます(会期中に限る)。
問合先長崎県美術館 095-833-2110
休館日8月27日(月)、9月10日(月)
ホームページ http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/417
ミュージアム情報リンク長崎県美術館