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城谷耕生のプロダクトデザイン―人と人のつながりから生まれる形―

TIPOガラスボウル(2003)製作/島田真平 撮影/久高良治

長崎県出身のデザイナー・城谷耕生(1968-)は、東京でデザインを学んだのち、1991年にイタリアに渡り、デザイナーとしてミラノを拠点に活動を始めました。2002年、STUDIO SHIROTANIを雲仙市小浜町に設立。この地に拠点を移して現在に至ります。
城谷は自身のデザインを、人目を引く新しい形を生みだすことではなく、「ものを作るという活動を通して人をつないでいく」ことだと語ります。例えば昔の人の知恵や技術を今の人に伝えること。地域文化の中で残すべきものは何かを、多くの人とリサーチすること。そうした「人同士のつながり」をまず作り、結果として形になったものが彼のプロダクトデザインであると説明できます。こうして生まれたプロダクト(例えば食器、照明、家具など)を並べてみると、実に様々です。しかし一貫して、あたかもものの「原型」を垣間見せるかのような不思議な美しさが一つ一つに宿っており、私たちの心を強く捉えることでしょう。
本展覧会では、当館が所蔵する作品に作家からの特別出品を加えた、プロダクトデザイン約80点をご紹介します。城谷耕生の多岐にわたる仕事の原点を見せてくれる作品群をお楽しみください。

[関連企画]
・アーティストトーク*事前申込 12月5日(土)13:30-15:00
・出張デザインマーケット    12月6日(日)11:00-15:00

会期2020年11月27日~2021年01月11日
開館時間10:00?18:00
※金・土曜日は10:00?20:00
※展示室への最終入場は、閉館の30分前まで。
会場長崎県美術館 常設展示室第2室
料金一般420(340)円
大学生・70歳以上310(250)円
小中高生210(170)円

※コレクション展(常設展示室第1?5室)の料金。
※( )内は15名以上の団体割引料金。
※県内在住の小・中学生は無料。
※学校行事の一環として、県内の小・中・高・特別支援学校生が利用する場合は、引率の教員を含め、無料。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、障害福祉サービス受給者証、地域相談支援受給者証、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証提示者及び介護者1名は無料。
問合先長崎県美術館 095-833-2110
休館日第2、第4月曜日(祝日の場合は火曜日)、12/29-1/1
ホームページ http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/621
ミュージアム情報リンク長崎県美術館