ながさき歴史文化ネット

静謐な追悼と恒久平和祈念の場

原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律第41条の規定に基づいて、原子爆弾による死没者の尊い犠牲を銘記し、恒久の平和を祈念するための施設として、被爆地である広島とともに設置された祈念館です。長崎市原爆資料館と連結されています。長崎の祈念館では、平和祈念と死没者の追悼、そして国際的な協力と交流の役割が担われています。原爆死没者の名簿が納められた追悼空間を中心に建物が構成されており、この追悼空間には献花台も設けられ、原爆死没者の追悼や平和を祈るための会場として利用することができます。また、館内ではデータベース化された原爆死没者の遺影や被爆者の体験記、証言映像などから、その姿やことばが検索・閲覧・視聴できるとともに、来館者の皆さんも平和へのメッセージを記して登録し将来に残すことが出来るようになっています。また施設の上部には、原爆死没者の方々が求めた「水」をたたえる水盤が設置されています。夜には光ファイバーによって1945年12月末までの推計原爆死没者数である約7万個の追悼のあかりが灯ります。